2016年2月24日水曜日

オアハカに旅行で訪れる方に朗報!旅行とスペイン語を両立させてみませんか?

あいさつとオアハカ近況

こんにちは。

すっかり、春の陽気のオアハカです。Tシャツだけでも過ごせそうですが、薄手のシャツが快適な今日この頃です。

メキシコには、1月や2月になると北米の国から避寒してくる人たちが少なからずいます。日本ではあまり避寒という言葉を聞いたことがないので不思議な感じがしますが、英語ではそのような人のことを"snowbird"というそうです。2〜3ヶ月ほど暖かいメキシコでのんびり暮らし、本国にも春が訪れたころに家に帰る彼ら。まさに、渡り鳥がごとくの生活です。国が近いからこそできる技なのかもしれませんが、そのように毎冬を過ごしている人たちを見ていると、いい暮らしだなぁ、と思ってしまいます。

オアハカはこの陽気です。避寒でもしたくなります。

日本からメキシコはまだまだ遠いというイメージがありますが、東京からはメキシコシティに直行便もあり、実は意外に近かったりもします。近年は、自動車関連会社などの日系の会社の進出も著しく、ANAも東京から直行便を運行するというニュースをききました。ますますメキシコが近くになってうれしい限りの知らせです。


オアハカは、メキシコシティから飛行機でさらに1時間、バスで6時間、というところに位置しています。東京から乗り換え2回でたどり着けるので、ヨーロッパに行くのと変わりがないくらいです。(そうなのです、近いのですよ!)

メキシコは大きな国なので、ここもあそこも、といろいろな場所を回ろうと思うとそれなりの日数が必要になってきますが、1都市だけに絞れば結構のんびりとした滞在が楽しめると思います。

1週間くらいの旅行では、「語学学校と言われてもなぁ」と思われるかもしれませんがメキシコでは意外とと英語が通じなかったりもするので「ああ、スペイン語が話せたらなぁ……」という経験をする人は多いと思います。

少し離れた村に行けば、急に雰囲気が変わります。英語、通じない……。

特に、オアハカは田舎町なので村などに行ったりすると完全にスペイン語が要求される場面に出会うことが多々あります。また、観光だけしていては文化的に理解しきれないこともたくさんあると思います。

せっかくメキシコにやってきたのだから、「観光もしたい」というのが人情。それももっともだと思います。どうにかその両方を両立させられる勉強のスタイルがあったらいいのになぁ、と常々思っていたのですが、ICOでは、ついにこのたびそのようなおいしいとこどりのプログラムを用意しました。

その概要がこちらです。

「オアハカ文化体験プログラム」

その名の通り、せっかくオアハカに来たのだからオアハカの文化も大いに体験してもらおう、というのがコンセプトです。

「スペイン語のプライベートレッスン」と「ワークショップ」を組み合わせたコースなのですが、スペイン語のクラスでは旅に必要なフレーズや、「こういうことを言ってみたい!」というかゆい所に手が届くスペイン語を学ぶことができます。初心者の人にもオススメですし、中級者の方は観光の間に気になったオアハカの文化について授業の間に質問することができます。

織物(テヒード)のクラス。一週間かけて作品を仕上げます。

オアハカには、おいしい食文化や、工芸品・民芸品などの手工業の文化があります。ICOではこれらの文化を見るだけではなく体験してもらおうとワークショップを開催しています。1つのワークショップを選択し、1週間かけて学びます。

1日の過ごし方サンプル

09:00 - 15:00 観光
15:00 - 16:00 スペイン語プライベートレッスン
16:00 - 18:00 ワークショップ
18:00 -     街歩き&夕食


メルカード巡りは楽しいです。旬の果物がいつも山積み!

オアハカ朝は早いです。いたるところにメルカード(市場)があったり、日替わりでティアンギス(青空市)が街の内外で開催されます。メルカードに行って活気付いた人々の暮らしの様子を眺めたり、民芸品をみてまわったりメキシコの朝を体験。その後、ゆっくりとカフェやレストランにはいってメキシコ朝ごはんを食べるのもオススメです。


オアハカ市の郊外には小さな村が点在しているので、それらの村を訪ねてみるのも楽しいですし、バスで30分ほどでモンテアルバンなどの遺跡にもいくことができます。

午後になると気温が上がってきて歩き回るのが少ししんどくなり、お昼休みが始まりお店も閉まっているところが多くなるので、その間にICOにてスペイン語とワークショップを受講していただきます。

料理のクラスでは、伝統的なオアハカの料理を学びます。そして、食します!

ワークショップは18時に終わるので、その後は市内を散策することができます。歴史的地区内は観光客も多く、レストランやカフェもたくさんあり、美術館も夜8時くらいまで空いているところが多いので夕方の美術館・ギャラリー巡りもおすすめです。

カフェやレストランの多いオアハカ

月曜日から木曜日のプログラムなので、金・土・日曜日には1日ツアーなどでオアハカ主要観光場所を訪れることもできます。

のんびりと時間の流れるオアハカで、旅と勉強に充実した日々を過ごしてみませんか……?

↑クリックしたら画像が拡大します↑


さらにメキシコ人と身近に過ごしてみたい!という方にはホームステイの手配もできます。メキシコ人家庭にホームステイして、第二の故郷を作る旅もおもしろいかもしれません。

その他の期間、その他のプログラムでのお申し込み、お問い合わせも随時受け付けているので、今年こそはオアハカへ!と考えている方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ

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2016年2月18日木曜日

セマナサンタコースについて

季節の変わり目です!

こんにちは。

最近、体調を崩す人が多いです。オアハカは、年間を通して大体過ごしやすい気候なのですが、1日で2〜3つの季節を一気に味わっているような時も多々あります。

特に、ここのところは季節の変わり目で朝は冷えるのに昼間は夏のように熱く、夜になるとまた冷え込む、というパターンの日が続いているので、学校の生徒さんも体調を崩している人がたくさんいます。

喉にきている人もいれば、熱のある人、お腹を壊している人など、聞いていると症状は様々ですが溜まっていた疲れと、気候の変化にやられてしまったのではないか、という人が多く見られます。

これからオアハカに来ようと考えている人は、ぜひとも様々な気候に対応できる服装でお越しください。また、常備薬も持ってきた方がいいかもしれません。

セマナサンタ

「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」という表現があるように、年の初めの数ヶ月は本当に過ぎるのが早いです。

ICOでは、来月3月14日〜25日に「セマナサンタコース」が開催されます。セマナサンタとは、聖週間、イースターのことで、宗教色の濃い期間なので日本ではあまり馴染みがないと思います。

国が変わるとこんなにも違うのだなぁ、と人々の暮らしの中に根付いている行事ごとを体験するたびに感じます。

セマナサンタはカトリック教徒の多いメキシコの人にとってはとても大切な期間です。キリストの受けた受難から復活までの一週間は厳かにお祝いされます。

街の中では、オアハカならではの行事も開催されたりするので、この期間中に普段とは少しちがう雰囲気のオアハカを楽しむことができると思います。

ICOでも、様々なイベントを開催したり、ワークショップもセマナサンタについて詳しく学べる(そして、季節の料理を作るワークショップもあります!)チャンスです。

写真は昨年の様子です。

「サマリタナの日」というのがあります。教会などで、アグア(味付きの水、ジュース)やニエベ(オアハカ名物のアイスクリーム)が振舞われたりする日です。

セマナサンタ期間中の料理のワークショップはメニューが通常とは異なります。季節のプレートを楽しむことができます。

祭壇の飾り付けも行います。それぞれのものにはきちんと意味があるので、それを学んでいきます。

「7つの教会をめぐる」という習慣もあります。どこの教会も人でいっぱいです。

街の中をキリスト像をお神輿のように担いで練り歩きます。「プロセシオンデシレンシオ」というのですが、静かに街の中を何体ものキリスト像(各教会の)が通るのを見守ります。

ぜひオアハカへ!

1月2月はアメリカやカナダなどから「避寒」するために多くの人が来られていましたが、3月になると気候も良くなるのでICOにおいては生徒さんの数が少し減ります。

少人数で学ぶには3、4、5月あたりが狙い目ですよ。

メキシコに行ってみようかな、オアハカでスペイン語に触れてみようかな、と考えている人はこの時期に足を運んでみてはいかがでしょうか。

過去の生徒さんからも体験談が届いていますので、「オアハカの雰囲気がもう一つつかめない」、「メキシコはなんだか怖そうな気がする」、という方はぜひとも一度体験談をご覧ください。きっと、オアハカに来てみたくなると思います。

それでは、すてきな週末をお過ごしください。

Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ


2016年2月16日火曜日

オアハカ町歩き

天気いいです。

こんにちは。今日は、穏やかな天気のオアハカです。

この間、やたらと風の強い日があったのですが、今思えばあれが春一番だったのでしょうか。ぴよぴよと音が聞こえてきそうな、そんな穏やかな陽気に包まれています。

写真が届きました!

オアハカは小さな町です。セントロと呼ばれる町の中心部は十分に歩いて回れる大きさです。交通機関を使う必要がないので楽です。

そして、町の中心部には歩行者天国もあるし、歴史的地区は石畳にもなっているので歩いているだけで観光者気分です。

遠く離れた日本からオアハカまでスペイン語を学びに生徒さんがやってきます。来られた生徒さんの多くは、

「オアハカが安全でびっくりした」

という感想を持たれます。確かに、日本まで届くメキシコのニュースはこわいものが多いのは否めません。しかし、その噂やニュースだけを鵜呑みにして足を運ばないことに決めてしまうのはもったいないと思います。

先日2週間の留学をしていたMさんから体験談と写真が届きました。体験談については、ウェブサイトにアップしたのですが写真をうまくアップすることができませんでした。

しかし、届いた写真は町歩きをしているような楽しい気分になるものばかりだったので、ブログで紹介しようと思います。(どこか知っているだけに、おもしろいーー、と思うのか、誰が見ても、おもしろいーー、と感じるのはわかりませんが。)

それでは、写真とともにきれいなオアハカの町を一緒に散歩しましょう!

オアハカ散歩

町の中心ソカロ周辺。くつ磨きのスタンドがかなりたくさんあります。いつも客がいるわけではないので、お互いに雑談をしたり、新聞を読んだり、ゆるやかな時間が流れています。


歩行者天国アルカラ通り沿いのお店。壁にいっぱいかかっているのは「タペテ」というオアハカ郊外の町てオティトランデルバジェという村の民芸品です。自然の染料で染められた羊毛を使った作品は目をみはる美しさです。そして、店番の人が暇そう&ゆるいのはオアハカあるある。

サント・ドミンゴ近くにあるオシャレなカフェ。雑貨屋さんを抜けて2階に上がっていくのです。気候が良いオアハカでは、半外のカフェが多い気がします。そのお隣の青い壁のレストランは「カサオアハカ」。かわいくないお値段ですが、めちゃくちゃおいしいです。

学校の近く「ジャノ公園」。いつもの定位置にいるのはクリスティーナおばちゃんの屋台。おばちゃんとのおしゃべりも楽しいオアハカの屋台。こんな小さなスペースなのに、充実のメニュー。おすすめは、ボカディージョデパパ(コロッケみたいなもの)のタコスブランド。ここのサルサは辛すぎずおいしいです!

ICOの門をくぐったところ。こんなに空が青いのか、と写真を見てびっくりです。緑がたくさんのキャンパスです。

学校のメインの建物。オアハカ滞在が長くなるにつれて、生徒さんの持ち物が「オアハカ化」していきます。最初は黒いかばんを持っていたはずのこの生徒さんも、今は素敵なオアハカの織物の布があしらわれた素敵なかばん!

オアハカは、日本では刺繍や民芸品などのイメージが強いかもしれませんが、アートの町でもあるのです。町のいたるところに見られる壁画などは落書きとはまるで異なる作品たち。政治的なメッセージが込められているものも少なくありません。

最後に

写真でオアハカ町歩き、いかがでしたか?いつもと少し趣向の違う投稿になりましたが、オアハカが身近に感じてもらえれば幸いです。

Mさん、写真の提供ありがとうございました!

それでは、素敵な一週間をお過ごしください。


Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ

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2016年2月9日火曜日

新年快楽

こんにちは。

久しぶりの投稿になります。あっという間に2月。どうやら昨日2月8日は旧正月の新年ですね。オアハカでは、正月の雰囲気はとっくに消えていますが、ここ数日は気温がぐっと下がって、ようやく冬がやってきたような感じがします。冬が暑かっただけに、口をついて「寒いなぁ……」というくらい気温が下がってくれた方が気持ちがシャキっとするので気持ちがいいです。

寒いのでもちろん長袖を着ているのですが、アメリカなどからやってきたばかりの人は半袖半ズボンでうろうろしていたりして、それを見るにつけ、ぎょっとしてしまいます。

2週間ほど前は、曇りがちの日が続いていたのですが今週は空の色がとても濃くて、メキシコ的な空の色です。

オアハカに来られる方は、朝晩の寒暖差が激しいので寒い時と暑い時に対応できる服装の用意をおすすめします。



それでは、良い一週間をお過ごしください。


Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ


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